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【 G275 / 40mm TWO CLAW 】 DETAIL: 元々は馬具用の素材として広く使用されている素材です。イギリスで1世紀以上も前から続く伝統的な製法でワックスは革を強化する為に施されています。 特徴は表面のパラフィン( ワックス) で、使い込むほどにパラフィンの粉末がなじみ、浮いてきたパラフィンを磨けばツヤが出てエイジングを楽しむことが できる、最高級皮革の1 つといえます。革が完成するまでに様々な工程を必要とする為、半年かかる事もあります。耐久性が高い為、長年にわたり使い続け る事も可能となります。但し、硬い革の為に縫製が難しく熟練の職人の技術が要求されます。部位は背中からお尻にかけての部分(革の中で一番繊維の密度 が高く、よく繊維が締まっているため、革質も良く、強度や耐久性もとても高い部位)を使用しており移染はしづらいです。 ※裏面の傷は革を剥ぐ際についた刃物の傷でありブライドルレザーの特徴の一つといえます。 ※タンニンなめし革の為、水との相性はあまり良くないです バックルはスターリングシルバー、通称 “SV925”を使用しています。キャスト工法による制作方法が取り入れられていますが、精度を高める為、本来、 複数個を一緒に制作するところを 1回のキャストツリーで 2個のバックルのみ制作しています。それに拠り銀の成型率が高まり、キャスト加工時に含まれる 気泡がほとんど無くなり、仕上げの際の銀の表面質に光沢と強度が増します。 製品加工の際に施しているイブシに関しても、よくイメージされる加工液に浸けるだけの単純なものではなく、幾つかの条件を満たす事で色味と雰囲気に仕上げています。磨き仕上げの際、燻す部分のみに色味が乗りやすいよう金属の 表面の質感にザラつきが残るように調整しながら仕上げます。質感を変化させる事で、加工液を浸けた後の耐久性と色味を変化させるようコントロールして います。加工液は製品によって種類や濃度・温度・定着率等をデータに基づいて調整し、液体を浸けてから洗い磨くまでの時間も管理されています。また、 必要範囲までイブシを磨き落とす際には一度に磨き落とすのではなく、何度も研磨の強さを分けながら色味がぼんやりしたグラデーションになるよう繰り返 し磨き上げていきます。 一度に磨くと色味のコントラストがはっきりと現れ、不自然な感じに見えてしまう事を防止しています。
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